2025.02.07 [みそまろコラム]
酒粕の底力!ポカポカ甘酒でほっぺをピンクに
まいどおおきに。みそまろです。ぺこり。以前、「こうじ甘酒をおすすめする5つの理由」というコラムでこうじ甘酒をご紹介したことがありますが、今回は同じ「甘酒」でも、「酒粕」を使った甘酒についてご紹介したいと思います。
※ご留意ください※
今回のコラムでは、アルコールが含まれる食材をオススメしております。20歳未満の方は、ごめんなさいね、大人になったらぜひチャレンジしてみてください。そして、お酒を美味しいと感じる20歳以上の方、あるいは酒粕に興味のある20歳以上の方は、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
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酒粕といいますと、ご存知の通り日本酒を作る過程で生まれるいわゆる「しぼりかす」ですが、実はこちらも発酵食品だって、ご存知でしたか?
どういう過程で生まれるのかと言いますと、蒸したお米に「酵母」と「麹菌」を混ぜ込んで発酵させ、それを絞って生まれるのが日本酒で、残るのが酒粕です。
この酒粕には、発酵の過程で増えた酵母や菌、ビタミンB群やアミノ酸、お米の食物繊維もほぼ残っていますから、栄養はたっぷり含まれているんですよ。
では、その栄養素や成分をご紹介しましょう。
- ビタミンB群(ビタミンB2、ビタミンB6など)
- 葉酸
- 食物繊維
- オリゴ糖
- アミノ酸
- コウジ酸
- レジスタントプロテイン
- L-システイン
- α-EG
- β-グルカン
- α-ハイドロオキシ酸
こ、こんなに・・・?
「かす」という名前がふさわしくない気がしてくるほど、豊富な栄養です!
では、どんな効果効能が期待できるのかもご紹介しますね。
<老廃物の排泄>
酒粕に含まれているレジスタントプロテインは消化されにくいたんぱく質。余分なコレステロールを絡め取って排泄してくれるので、コレステロール値を低くしてくれることが期待できます。また、オリゴ糖は腸内細菌のエネルギー源になってくれるので腸内環境を良くするにはもってこいです。
<美肌効果>
ビタミンB群は「美容のビタミン」とも呼ばれています。お肌の代謝をスムーズにしてターンオーバーを促進してくれたり、炎症を抑える働きもあります。
それにコウジ酸は、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑える働きを持つそうです。
まだあります!
α-EGは「アルファイージー」「アルファエッグ」などと呼ばれる成分ですが、日本酒の発酵過程で麹菌の酵素と酵母の働きによって生成されます。日本酒の旨味成分なのですが、実はこれが肌のハリや弾力アップ、荒れた肌の改善、コラーゲン産生などの効果が報告されているそうです!
<免疫力アップ>
β-グルカンは、免疫細胞を活性化し、ウイルスや細菌に対する抵抗力を高める効果、α-ハイドロオキシ酸は、ガン細胞を抑制する作用があると言われています。
他にも、がん細胞だけをやっつけるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)のはたらきを活性化させる物質も含まれているので、抗がん作用への効果も期待されているのだそう!
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いかがでしょうか。興味がわいてきました?
1日50gずつ摂ると、身体にええこといっぱいあるそうですよ。
というわけで、今回はこちらの材料を使って、「酒粕甘酒」を作ってみましょう!
<作り方>
1.小鍋に水を入れ、酒粕を小さくちぎって加える
2.火にかけ、つぶしながら溶かす
3.黒砂糖を加えたら弱火で5分ほど煮込む
※煮込み時間はお好みでOK!
アルコールを飛ばしたり、お好みのとろみ加減になさってくださいね
名前の通り「甘いお酒」です。一口飲むと、もう一口、もう一口、と飲みたくなる不思議なおいしさで、しかも飲んだそばから身体がぽかぽか。冷えがちな足先もあったかくなってきて、いつしかほっぺもピンクに。おやすみ前にいただけば、ぐっすりお休みになれることでしょう。
また、甘味担当として使用した黒砂糖ですが「はちみつ」「オリゴ糖」「ラカンカ」「きび糖」など、いつもお使いのお砂糖をお使いいただけますし、
さっぱりあっさりいただきたいのなら酒粕を30gに減らしても美味しくいただけます。すりおろした生姜を入れると、また香りも味わいも変わって美味しいですよ。お好みで加減をしてみてくださいね。
まだしばらく寒さが続きますが、身体を温めてくれるこの酒粕甘酒で元気に冬を乗り越えましょう〜!