2024.04.01 [みそまろコラム]
「発酵あんこ」で心に癒しを、身体に思いやりを♪
まいどおおきに。みそまろです。ぺこり。前回の「発酵しょうが」に引き続き、今回は「発酵あんこ」をご紹介したいと思います!いっときブームのようにさまざまなメディアで紹介されていたので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
砂糖は使わず、【小豆・米麹・塩・水】という4つの材料だけで、甘くて健康的なあんこが作れるんですよ。砂糖を使わないのに甘くなる理由は、麹菌に含まれるアミラーゼという酵素によって、小豆に含まれるでんぷんが分解され、糖になるからです。
それではまず、メイン食材となる小豆と米麹が備えている健康効果をご紹介しましょう。
【小豆の健康効果】
■食物繊維…さつまいもの6.3倍!便秘解消や糖質吸収を緩やかに
■カリウムやサポニン…むくみ予防や脚がつるのを予防
■ポリフェノール…抗酸化作用による美肌効果、生活習慣病の予防
■植物性タンパク質…筋肉、酵素、ホルモンなど身体作りに
【米麹の健康効果】
■消化や代謝を助ける
■腸内環境の改善と健康維持
■発酵によっておいしさや香りをアップ
ご覧の通り、いいことだらけの発酵あんこなんです。
それでは、材料と作り方をご紹介しますが、こちらでは保温機能がついた調理家電で作っていますが、「炊飯器」でも作れます。ご家庭にあるものでお試しいただければと思います。
<材料>
・小豆:100g
・乾燥米麹:100g
・塩:ひとつまみ
・水:300ml
<作り方>
1.小豆のアク抜き
鍋に2カップの水を入れて沸騰させたら軽く洗った小豆を入れる。再沸騰したら水1カップを加え、10分茹でる。火を止め、30分蒸らしたらざるにあげて湯を切り、さっと洗う。
2. 小豆を茹でる
小豆が完全にかぶるくらいの水を入れて、火にかける。沸騰したら火を弱め、途中で水を足しながら、小豆がやわらかくなるまで煮る。(目安:50分)
3.冷ます
小豆をざるに上げ60℃程度になるまで冷ます。
※60度くらいが米麹がイキイキと働きます
4.混ぜ合わせる
炊飯器に、茹でた小豆、米麹、水(大さじ2)を加えてよく混ぜ合わせる。
5.発酵させる
炊飯器のふたを開けた状態で、釜の上に濡れ布巾をかぶせ、
保温モードで8〜10時間程度置く
※濡れ布巾が乾いてしまったら再度濡らして絞ってかぶせます
6.味見をして塩を加える
塩をひとつまみ入れ、味見をしながらお好みの味に調整をする
「は…? はちじかん・・・!!!??」
と驚かはったかもしれませんが、発酵というのは「ゆっくりじっくり」が鉄則です。
見た目には米粒が残っているように見えるのですが、食感は小豆と米麹が一体化してどちらもやわらか〜く仕上がります。甘さも口にもったりと残る感じはなく、スッキリ自然な甘味でどなたにも愛される美味しさだと思いますよ♪
<まろのおすすめの食べ方>
・ヨーグルトやアイスに添えて
・きなこをかけてそのまま(おはぎの餅抜きのような…)
・しらたま団子、フルーツを合わせてあんみつに
・トースト、ワッフル、ホットケーキに添えて
余談ですが、まろの場合、発酵あんこを作る時に塩を控えることがあります。
なぜなら、お気に入りのパン屋さんの「チーズ塩パン」があるのですが、そこに乗せて食べるのが大好きだからです。
チーズのコク、塩バターの旨味と塩味に発酵あんこが加わって「甘じょっぱさ」がたまらない美味しさなんですよ♪
みなさまもよろしかったらお気に入りのパン屋さんのベーグルや、クロワッサン、もちろんトーストにいかがでしょうか。生クリームを添えてもご褒美感いっぱいの一品になりますよ。
麹菌が一生懸命につくってくれた発酵あんこだと思うと、感謝の気持ちも湧いてきます。身体にとっても良いことだらけですので、ちょっと時間はかかりますが、よかったら挑戦してみてくださいね♪