2023.04.01 [みそまろコラム]
短鎖脂肪酸が鍵!腸内フローラで人生が変わる!?
まいどおおきに。みそまろです。ぺこり。
いや〜医学って、どんどん進歩してますね!「再生医療」についてテレビなどで見ていると、驚くことばかりです。人生100年時代がやってくると言われていますが、現実味を帯びてきているなあとしみじみ思います。
ここには「遺伝子研究」の進展も大きく関わっているそうなのですが、実はもう一つ急速な進歩を遂げているのが「腸内細菌研究」なのだとか。
◎腸内フローラの乱れが、従来考えられてきた以上に多くの病気の発症要因や悪化要因になることがわかってきた
◎生まれ持った体質、性格、人格、寿命にまで大きく影響することが明らかになってきた
◎日本人が長寿なのは特有の「長寿型腸内フローラ」のおかげでもあるとわかってきた
などなど、新しい研究結果が次々と発表されているのです!
そんなにすごいものなら、腸内フローラによって人生までもが大きく変わりそうな気がしてきます!というわけで今回のコラムでは、腸内フローラを健康に保つ「スーパー善玉菌」と呼ばれる「短鎖脂肪酸産生菌」についてご紹介したいと思います。
日本は長寿大国ですが、実はこちら京都は日本で5本の指に入る長寿県(正しくは府)なんです。
厚生労働省が毎年発表してくれてはる「都道府県別にみた平均余命 」、つまり、都道府県別の平均寿命ランキングを見ますと、京都府の男性全国4位、女性が全国3位という結果です。
なぜご長寿なのか?その理由を研究した結果、この元気な長寿さんたちの腸内には「ビフィズス菌」と「短鎖脂肪酸産生菌」が多いことが判明したそうです!
ビフィズス菌はヨーグルトに含まれている善玉菌として有名ですが、「短鎖脂肪酸産生菌」とはどんな菌なのでしょう?
「短鎖脂肪酸産生菌」は腸内で働くことで、「短鎖脂肪酸」を作り出します。
「短鎖脂肪酸」とは、酪酸(らくさん)、酢酸(さくさん)、プロビオン酸などの総称です。
なんとなく、酸っぱそうな感じがしますよね。
名前にも入っている通り「お酢」にも含まれているものなんです。
ご存知の通りお酢は殺菌力に優れていますが、実は腸内での働きも同様なんですよ。
腸内に短鎖脂肪酸が増えると腸内環境が酸性に傾き、弱酸性に保たれます。
すると、腸内を腐敗させる悪玉菌の増殖が抑えられるので善玉菌が増殖でき、腸内フローラもご機嫌で過ごせるということなのです。
短鎖脂肪酸の殺菌力、素晴らしいですね!
ではその「短鎖脂肪酸」たちを腸内に増やすにはどうしたらいいのでしょうか?
お酢の入ったお料理を食べる?お酢も発酵食品ですから、良い効果が期待できます。
しかし、お酢が苦手な方もいらっしゃるかもわかりません。
そういう方におすすめなのが、「運動」だそうです!
座りっぱなし、休日はゴロゴロ、猫背でずっとスマホ、こういったことをしていると、自律神経のバランスを崩すだけでなく、腸の動き(ぜんどう運動)も妨げて便通も悪くなりやすいそうです。
しかし、お腹を伸ばしたり捻ったりするストレッチや、ウォーキングや水泳といった持久力を必要とする運動を続けると、短鎖脂肪酸が増えるということが、アメリカイリノイ大学の実験でも明らかになったそうです。
しかし、運動をやめると、短鎖脂肪酸は元の値に戻ってしまうそうなので、やはり継続が大切なようです。春になりましたし、新しい運動を始めるのも良いかもしれませんね♪
短鎖脂肪酸をあなたの腸内でも育て、健康な心と体でずっと健やかでいてくださいね。
参考図書:腸すごい!医学部教授が教える最高の強化方大全 株式会社文響社
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