2023.12.01 [みそまろコラム]
【旨味たっぷり!発酵白菜で冬の腸内環境を整えよう】
まいどおおきに。みそまろです。ぺこり。今流行っております「発酵白菜」って、ご存知ですか?発酵白菜はもともと中国の東北地方で食べられてきた、酸っぱい白菜の漬物のことを指すそうです。
それが今、日本でも注目されています。どんな感じものか、イメージいただきやすいよう簡単にご説明しますと、白菜の浅漬けをもっと長い時間漬けこむことで、乳酸発酵させたものです。
作り方も、白菜の浅漬けとほぼ同じ!置いておく時間を長くするだけと、大変お手軽です。漬けておくと、透明の泡がでてきて、元気に乳酸発酵をしている様子も見れるんですよ。
白菜をそのまま食べるよりも、乳酸菌が増えたのを食べたほうが腸内環境にええのはモチロンですし、デトックス効果、免疫力アップ、美肌効果も期待できます。何より旨味も何倍にも増えます。1回作っておけば冷蔵庫で1〜2週間は持ちますので、たっぷり作っておけば、鍋、スープ、炒め物、いろんなアレンジができるのも嬉しいところ。
今日はそんな「発酵白菜」の作り方をお伝えしようと思います。
<材料>
・白菜…4分の1個
・塩…白菜の重量の2%(500gの白菜なら10gの塩)
・大きめのジッパー付き密閉袋
<作り方>
①白菜を一口大にカットする
②袋に入れ、塩をまぶし、揉み込む
③空気を抜いて袋の入り口を上にし、重しをして3日常温で漬けておく
以上です。
発酵白菜を作ったとき、どんな変化が起こるのかをご覧いただきましょう。
▼塩揉みした段階ではこのような感じです。
塩をギュッギュッと揉み込んで、空気を抜いています。少ししんなりしていますね。
▼そして2日目がこちら。
水分が出てきているのがわかりますね。これがいわゆる「白菜の浅漬け」です。これを絞って、ご飯とパクリ!といきたいところですが、今回はガマン。
▼3日目がこちら。
色も変わって、水分もたっぷりひたひたです。
味見をしてみると、まろやかな酸味と、白菜の旨味を感じられます。これで冷蔵庫に入れて保管しておけばしばらく楽しめるのですが、今回は早速いただきましょう。
さて、どう美味しく食べようかな?
刻んで餃子にしようか・・・
豚肉と炒めようか・・・
いや、この季節といえば、やっぱり鍋が食べたい!
ということで、発酵白菜鍋にしました!
鍋に水600ml、酒100mlを入れて、沸かしたところに発酵白菜を汁ごと入れ、豚肉やお好みの野菜などを入れて煮込むだけです。
ポイントは、発酵白菜を「汁ごと」使うこと。
ここには乳酸菌がいっぱい含まれているので、捨てるべからずですよ。
お味はというと、白菜の漬かり具合にもよると思いますが、「すっぱ!」と声を出すほどではなく、むしろ「酸味、どこ?ああ、これ?」と、お口の中で探してもさほど感じられないくらい。ですので、酸味が苦手な方でも大丈夫。
味は酒と白菜を漬けたときの塩のみですので、ニラ醤油をかけたり、トウバンジャンをつけたり、ごまだれをかけても美味しいですよ。こうやって味付けをしながらいただく鍋は、何度も味が変わって楽しいですよね。
もちろん、最初から醤油味、味噌味などお好みのスープを作っていただいても美味しくいただけます。
食べれば体ぽかぽか!腸内環境も整って大満足の宴になること間違いなしです。
ぜひ、ご家族で発酵白菜を使った鍋をお召し上がりいただき、冬の腸内環境を積極的に整えてくださいね。