2018.05.04 [みそまろコラム]
●贈答の表書きと用途~のし紙と掛け紙~
まいどおおきに。みそまろです。ぺこり。
ゴールデンウィーク、日本全国の方々が「ふるさと」へ帰られる時期でもありますね。
いかがですか、骨休みされてますか~?歌にもありましたね。
あ~あ~誰にもぉ~
ふ~るさっとがあるぅ~~
って歌ってみましたが、まろは生まれも育ちも京都ですんで、帰るふるさとがある、という方が羨ましくもあります。
ありがたいことに、みそポタを帰省のお土産にされるお客様もおられまして、持ち帰るのではなく直接実家に送っておく、という方法をとらはるようです(みそポタを持ち帰るとなるとナカナカ重いですものね…)。
また、地元に戻った際、自分の恩師や家族がお世話になった方へご挨拶へ伺うということもあるかと思います。
そんな時に欠かせない「ご挨拶の品」ですが、いろんなマナーがありますよね。
それに、お店でプレゼント包装をお願いすると
「のしはどうされますか?」
「紙はかけますか?」
と聞かれることがあるかと思います。
正式な場合でしたら、奉書と呼ばれる和紙に包み、水引で結び、のしをつけますが、親しい間柄や一般的な進物であれば、水引やのしが印刷された紙をつけます。
のしが印刷された慶事用の紙を「のし紙」といい、のしが印刷されていない紙を「掛け紙」と言います。
つまり、慶事用の場合ですと、こういうことです。
では、こののし紙に書く贈答の表書きと用途についてご紹介したいと思います。
表書き | 用途 |
---|---|
御礼 | 一般的なお礼 |
粗品 | 訪問する際の手土産や目上の人にささやかな品物を贈るときに使用。「へりくだった」という意味なので、高価で立派なものには使用しない |
御伺い | 目上の人を訪問する際の手土産に使用 |
松の葉・みどり | 松の葉に包むほどわずかであるということで、「ちょっとしたもの」という意味。目下の人への贈り物に使用 |
まつのは | 目下の人への贈り物に女性のみ使用 |
薄謝 | ちょっとしたお礼やお返しに現金を贈る場合に使われることが多い。謝礼の謙譲語で「わずかな謝礼」の意味 |
寸志 | 目下の人へ金品を贈る場合に使われるが、目下といっても年齢ではなく公的な関係で上下関係にある場合に使用 |
謹呈 | 「謹んで差し上げます」という気持ちで品物を贈る場合、目上の人や社会的立場の違う人に贈る場合に使用 |
贈呈・贈 | 慶弔、お見舞い以外で会社や団体などに品物を贈る場合に使用。目上の人には使わないほうがよい |
上 | 基本的には目上の人または神仏、先祖に対するときに使用 |
心ばかり | 「ちょっとしたものですが、どうぞ」という気持ちで品物を贈る場合 |
いかがでしょう。たくさんあるけれど、一つ一つに意味があり、目上の人、目下の人の場合でも違いがありますよね。
なんとも日本文化の奥深さ、相手を敬う心を大切にしてきた先人たちの想いを感じます。
ご挨拶の品は、基本的に相手に喜んでもらうためのものですので、選ぶときもお渡しするときも、礼儀をもって、笑顔で受け取ってもらえるよう心配りができるとええですね。
みそポタは帰省時はもちろん、引っ越しのご挨拶、久しぶりに会うお仲間へのプレゼントなどにも対応しておりますよ。
お気軽にどうぞ♪
最後まで読んでくれはって、おおきに。
※参考資料:『高島屋のしきたり事典 老舗百貨店の門外不出「贈答・おつきあい」教本』高島屋著 小学館
みそポタギフト
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