2017.07.14 [みそまろコラム]
●簡単!出汁昆布の引き方
まいどおおきに。みそまろです。ぺこり。
こちら京都は、夏の風物詩である祇園祭(ぎおんまつり)が盛り上がってまいりました。
毎年、7月1日から31日まで1ヶ月間行われます。
3連休最終日であります17日に行われるのが、山鉾巡行(やまほこじゅんこう)と神幸祭(しんこうさい)の2つです。
中でも個人的に燃えますのが山鉾です。
とっても大きな山鉾ですが、この組み立てには釘を使わず、荒縄で縛ることで組み立てられています。
高いものは25メートルと見上げる高さです。
1基ずつ名前と所以があり、貴重な美術品などが飾られ、ため息のでる美しさ。
そしてそれぞれ屋根の上には鉾がそびえ、榊が飾られています。
それが23基(24日の後祭では10基)連なって、車輪をギシギシ言わせながらゆっくりと進んで行きます。
しかしなぜ「鉾」なんでしょう?
理由は平安時代にまで遡ります。869年。
京都をはじめ全国に疫病が流行し、占い師卜部日良麿(うらべのひらまろ)が宮中の庭にて国の数と同じ66本の鉾を立て、悪霊を移して穢れを払った、という病魔退散を祈願した祇園御霊会が起源だそうで。
暑いさなか、その時代の衣装を身にまとって、汗だくになりながら山鉾を引く男たちがかっこいいのなんの。
まろもいつかやりたいなあ、引く人。
引く・・・。
引く、と言えば、「出汁」にも使いますね。
出汁を引くって言います。
なぜ「引く」と言うのかというと「旨味を引き出す」ということからやそうです。
「取る」というのはすべてを抽出するときに使うのだとか。
みなさん、出汁を引いてはりますか?
今は顆粒になっていたり、お味噌に入っていたりと、ずいぶん簡単に「旨味」を感じられるようになりましたよね。
それもお手軽なんですが、どうでしょう、お家で、本物の旨味を引いてみませんか?
スーパーで「出汁昆布」を買って来て、
それをハサミで適当にちょきちょき。そうですねえ、5~10センチ角くらいでしょうか。
それを空き瓶でも缶でも入れておきましょう。
1.鍋に水と昆布を1枚入れて、中火で5〜10分あたためる。
2.沸騰直前に昆布を取り出す。
たったこれだけで、昆布の旨味を引き出すことができます。あら、意外と簡単。
でもね、まろの場合、もっと手抜きしてますねんふふふ。
夜になったら、鍋にお水を入れて、切った昆布をぽん。
翌朝になれば昆布の旨味がばっちり出てますので、そこに具材を入れて煮て、お味噌をとけば、お味噌汁の完成です。
だしを引いた昆布も細く切って入れちゃえば無駄も出ません。
出汁のきいたお味噌汁は、存在感と満足感がありますよ。ぜひお試しくださいね。
最後まで読んでくれはって、おおきに。
はじまりの白(冷凍or冷蔵パック)
160g 550円(税別)
出汁昆布の旨味、これでも味わえますねん。